【若手必見!】派遣薬剤師を20代の薬剤師がやってみた【経験談】

2020年6月17日

こんにちは、ゆう(@yuuyuujiteki436)です。

僕は現在、派遣薬剤師(九州の地方薬局)として働いています。まだ20代で薬剤師としての経験は浅いですが、2020年の1月からこの働き方を選びました。

この記事では、僕が派遣薬剤師をするまでに至った経緯や

・派遣薬剤師をやってみたいけど実際どうなの?

・どれくらい稼げるの?

・コロナでも案件あるの?

などよく聞かれる疑問点について解説していきます。

派遣薬剤師をやってみたい若手薬剤師の方は、ぜひ最後まで読んでみてください。

派遣薬剤師へ至った経緯

僕は派遣薬剤師を始める前まで、大手DgSにてOTC専任薬剤師として働いていました。

それなりに仕事も楽しくやりがいも感じてはいましたが、ふと「一生このまま薬剤師という枠にはまって会社の駒で終わる人生でいいのか?」と思い始めます。

それからというもの、とにかく薬剤師の資格ではなく経験や知見を生かせる仕事をしよう!という思いに変わり、ヘルスケア関連のベンチャー企業のみに対象を絞って転職活動を始めました。

その時の詳細はこちら↓

いくつかのベンチャー企業から内定ももらい、いよいよ転職をしようとする頃でしたが、そこでネックになったのが薬学生の頃に借りていた奨学金。

薬剤師という資格採用の仕事であれば、全国どこへ行っても年収500万くらいはもらえるので返済にも困りません。

ベンチャー企業での採用となると、資格採用ではない場合が多いのと、その職種に関しては経験が浅いので最初はどうしても給料が下がってしまいます。(もちろん上がり幅や天井は薬剤師の資格採用と比べてもかなり大きいですが。)

僕が奨学金を借りていなければ最初に給料が下がろうと、迷わずすぐにベンチャー企業へ転職していたと思います。

ですが、奨学金と言えど所詮ただの借金なので、当時の僕は生活をキツキツにしてまでその仕事を得ようというまでには至りませんでした。(逆に言えば、奨学金を借りていたからこそ派遣薬剤師という働き方に出会ったというのもあります。)

結局ベンチャー企業へ行くのを一旦やめたわけですが、諦めたわけではありません。

収入を下げずに、いかにして薬剤師の枠を越えた仕事をしていくのかを徹底的に考えた結果、派遣薬剤師をしながら他のやりたい事もすればいいと思い始めました。

このブログもその一つですが、派遣薬剤師をやりながら他の仕事も少しずつ増やしていく。徐々に派遣薬剤師の割合を減らしていきながら自分のやりたい事業へシフトしていけば、生活レベルも下げる事なく自分の望む生き方が実現できると考えました。

日々行動していく中で様々な出会いもあり、今ではその環境に少しずつ近づいていっています。

派遣薬剤師へ転職したっていうよりは、その後の人生のための準備期間というイメージ。

以上が、僕が派遣薬剤師に至るまでの経緯です。

派遣薬剤師って実際どうなの?

派遣薬剤師ってブラックな所に行くんでしょ?とかよく聞かれますが、僕はそうは思いません。

派遣薬剤師が行く薬局というのは、もちろん人手が足りていない環境が多いので、それなりに忙しい場合が多いです。

ただ、大手の調剤薬局などで大型店舗や処方箋枚数の多い店舗で勤務した経験がある人なら、別にブラックだなーと感じる程の環境ではないと思います。

他に派遣薬剤師がブラックだと感じない理由としては、派遣薬剤師 対 薬局 は取引先の関係にあるから。

ある程度忙しいのは仕方ないですが、取引先相手に人間関係などで下手なことはできないですよね。(別に薬局に雇われているわけではないし…という派遣薬剤師側の心理的な余裕も関係しているかもですが。)

正社員として勤務する方が、よっぽどブラックな環境に当たる可能性は高いと思います。

派遣薬剤師のメリット

派遣薬剤師のメリットは3つあります。1つ目は、時間の確保ができる。2つ目は、お金の確保ができる。3つ目は、働く時間を自在に調節できる。

お金については後述しますが、正社員時代と比べて時間の確保は段違いにできています。

大手DgS時代は、遅番(13時〜22時)や早番(7時〜16時)などが繰り返しあり、そもそも生活リズムもめちゃくちゃで、残業もそれなりにあったので自分の時間を確保するのが難しかった。(正社員薬剤師なら同じような人も多いと思います)

自分の時間がしっかり確保できれば、その分を自己投資に当てたり、他の活動を行うこともできます。

僕の今の勤務時間は大体平日9〜18時で、基本的に残業はありません。月に1時間程度の残業はありますが、残業代は基本時給に×1.25されるのでお金の確保にはなりますね。

3つ目の働く時間を自在に調節できるというのは、契約更新の際に条件を変えるということです。勤務日数や勤務時間は、契約している薬局や条件によるので、更新際に申し出れば働く時間を徐々に減らしていったり、逆に戻したりすることができます。

個人的にはこれが派遣薬剤師最大のメリットです。正社員で条件コロコロ変えて働く時間を調節なんてできませんからね。

思いがけないメリット?もありました。僕が今いるのは数店舗のチェーン薬局なので、経営者との距離がものすごく近いです。

有難いことにめちゃめちゃ良くしてもらっていて、取引先関係にある僕が同席していれば経費にできるからと(おそらく冗談)よくご飯に連れて行ってもらっており、そこで色んな経営者の方なども紹介してくれて、どんどん新しい人脈が作れています。(マジ最高です)

派遣薬剤師のデメリット

派遣薬剤師のデメリットは2つあります。1つ目は、出世という概念がない。2つ目は、いつ契約が終わるかわからないこと。

出世の概念がないというのは、もちろん誰でも想像つくと思います。1つの会社に属してキャリアを積み上げていくわけでなはいので、昇進というのはありません。

ただ、契約更新を重ねていくうちに時給UPというのは全然あります。(ご存知かもしれませんが、派遣薬剤師はほとんどが時給契約です。)

いつ契約が終わるかわからないというのは、派遣先の状況によって契約更新されない場合があるということです。よくあるのは、正社員募集をかけて次の人が決まるまでの繋ぎとして派遣薬剤師を利用するパターン。

正社員の応募があって次の人が決まれば当然派遣薬剤師は不要になりますよね。そして更新終了の1〜1.5ヶ月前くらいに次の更新をどうするのかの話がきます。

契約更新になるのは、派遣先の薬局と派遣薬剤師が両思いの場合のみなので、どちらかが更新しない旨を申し出れば、次の派遣先を探してもらうことになります。

ただ若手薬剤師の場合は、よっぽどのことがない限りしっかり真面目に仕事をこなしていれば薬局側から正社員雇用の打診をされる場合が多いです。

僕は今後正社員薬剤師へ戻るつもりはありませんが、派遣先の薬局が自分に合っていて雇用条件もよければ、実際に色々なところで試しに働きながら、正社員薬剤師としての就職先を探すという目的で派遣薬剤師を活用するのもいいかもですね。

派遣薬剤師はどれくらい稼げるのか

これは2020年5月の給与明細です。正社員薬剤師時代の倍くらいは稼げてますね。

基本時給は4000円、残業時給は5000円です。(この月の残業時間は37分。)

ざっくり年収換算すると、67万×12=804万円

僕は今派遣先の薬局にマンションも用意してもらっていて、そこが2LDK +駐車場付きなので普通に借りようと思ったら最低月10万円はすると思います。10万×12=120万円。

合わせると大まかな実質年収で、804万+120万=924万円

20代の薬剤師がもらえる金額とは思えません。僕はちなみにファルマスタッフで派遣薬剤師として働いています。

コロナでも案件あるの?

僕はほぼ影響を受けませんでしたが、担当してくれている方に聞くとやはり全国的にコロナの影響が出ているそうです。

特に4〜5月はもろに影響を受けて処方箋枚数が減り、その近辺で契約が更新されずに終了になった方は結構いるそう。

ずっとこの状況が続くとは考えにくいですが、都市部ではしばらく厳しい状況が続くと思います。

全国的に案件数はかなり減りましたが、僕のように地方ではやはりまだまだ人手不足のところもあります。求人数は少しずつ戻っていたり、秋冬以降の繁忙期からの予約契約なども出てきているそうです。

派遣薬剤師という雇用形態もまだまだ活用できる方法はいくらでもあると思います。この記事が、若手薬剤師の働き方の一つとして参考になれば幸いです。

ではまた。