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【若手必見!】20代の薬剤師が転職で失敗しない方法【経験談】

2020年5月7日

薬剤師に限らずですが、20代って転職とか自分の今後のキャリアのことについてめちゃめちゃ考えませんか?

野心とか向上心はあるけど、まだ地にしっかりと足が着いてないが故に、空回りしたり試行錯誤が続いたりすることも少なくないはず。

僕は現在28歳で、今まで転職経験が2回あるので、周りよりは少し多いかもしれません。

今回は、転職しようとしている同年代の薬剤師が同じ失敗をしないためにも、僕の経験を通じて学んだことをお伝えします。

転職を少しでも考えているのであれば、ぜひ最後まで読んでください。

給料で妥協しない

これは一番初めに伝えたいことです。 僕は新卒入社した大手DgS(調剤専任)での給料が家賃手当て込みで550〜600万くらいだったのですが、次に転職した大手DgS(OTC専任)での給料は、家賃手当てなしで450万ほどでした。

給料が下がった条件で妥協してしまったのは、色んな事情があって引っ越しの予定が先に決まっていて時間的な制約があったこと、関東⇄福岡という遠方での転職活動で正直体力的にキツかったことが原因です。

遠方での転職活動は、今思えばWeb面接を積極的に提案するなどやり方をもっと工夫すればよかったのですが、転職に関してはタイムリミットは設けない方が賢明です。今いる会社が備長炭並みにブラックで、早く辞めないと命の危険が…という場合はまた話が別ですが。

タイムリミットがあると、人はどうしても焦りが出てきます。そして結果、何かしらの条件面などで妥協してしまう。僕の場合はそれが給料でした。

給料が下がるとどうなるかというと、当然ですがその分生活レベルを下げなければいけません。外食や趣味、買い物などに使っていたお金を削る必要があります。

生活レベルって、上げるのは簡単ですが下げるのはマジで難しいです。20代という色んなことにお金を使いたい時期なら尚更だと思います。僕は最初生活レベルがなかなか下げられず、結構カツカツな状態でした。

かねてやりたかったOTC業務に就けたのはよかったですし、調剤にはないクリエイティブなタスクも色々あって、仕事内容自体にはやりがいを感じてかなり満足していました。

ただ、ぶっちゃけやりがいだけじゃ食っていけないんですよね。もちろん理想はやりがいもあって給料も高いことです。

やりがいはあるけど給料が低いような状態だと、最初は給料に対してだけだった不満が少しずつ広がっていきます。つまり給料という不満をスタートとして、色んな不満が積もり積もっていくんですよね。

やりがいは微妙だけど給料は高いような状態の方が、「まあ金稼げてるし」って思考になるので、ある程度のことは我慢ができます。ただし、長くいるべき環境ではないので、あとは給料を維持したままやりがいを見出したり、作れる環境にシフトしていけばいいだけです。

実際、僕の周りでも給料を下げて転職して幸せになった人はあまりいないし、給料を上げて転職した人は幸せになっていることの方が多いですね。

やりがいとお金のバランスは、年齢や自身の環境によっても変わってくると思いますが、20〜30代の若いうちは「今稼がずしていつ稼ぐ?」くらいのスタンスで、給料をどんどん上げる転職を行うべきです。

僕の現在はというと、九州の地方薬局で派遣薬剤師をやりながらお金と時間を確保しつつ、次の段階へ向けて情報収集しながら動いています。

実際の派遣薬剤師の給料ですが、実質年収は900万円以上はあります。

派遣薬剤師の詳細はこちら⬇︎

転職サイトを通すべきかは場合による

これは上に書いた「給料で妥協しない」にも通ずる話ですが、転職サイトを通すのと直接企業にエントリーするのとで条件面が異なるのはよくある話です。

大手はあんま聞かないけど、中小の調剤薬局とかだと、
直応募より転職サイト使った方が年収200万高いなんて事も

最近薬学生とか若手薬剤師の間では、転職なら直応募って風潮も出てきてるけど、
それが結果的に損する場合もある

毛嫌いせずにとりあえず情報仕入れて、有効活用してやるって心持ちが大事

転職サイトを通して転職すると仲介手数料がかかるから、その分年収が下がるってよく言われていますが、それは半分正解で半分不正解です。

大手のDgSや調剤チェーンに転職する場合は、転職サイトを使うと直応募よりも年収が若干下がるか、あまり変わらない場合が多いです。

逆に中小の調剤薬局だと、転職サイトを通じた方が直応募よりも年収が高くなる場合があります。僕の知人だと、薬剤師3年目・大手調剤チェーンで年収約650万もらっていた人が、地方の中小調剤チェーンにマイナビ薬剤師 を通じて年収約670万で転職した人がいます。

ちなみにその人が直応募で転職した場合、会社HPのモデル年収から推定すると450万〜500万程度でした。大手の転職サイトを使うのと個人が直応募するのとで決定的に違うのは「交渉力」ですね。

年収を始め、休日数、福利厚生、家賃手当てなど色んな条件面がありますが、個人で交渉するには話術も要りますし、限界もあります。その点大手の転職サイトであれば事前に交渉してあって好条件になっている場合もあれば、こちらから依頼して交渉してくれる場合もあります。

交渉力という点で考えれば、マイナビ薬剤師 ファルマスタッフ 薬キャリなど大手の転職サイトを使うのもありです。

ただどうしても、転職サイトを通すべきかは転職先によるので、上記のような大手転職サイトを複数使って転職先を探してみて、直応募ルートも探してみて条件面を自分でしっかり比べてみるっていうのが一番賢い方法です。

SNSを使って転職先を探すのもアリ

ここ1〜2年の話ですが、オンラインの薬剤師界隈(主にTwitter)がすごく盛り上がっています。

全国オンライン薬学合説に始まり、地方ごとの薬学オンライン合説、会社独自のオンライン説明会など、webを通じた就活がかなり活発に。

またTwitterをはじめとした各SNSでは、それぞれの会社のトップや人事担当など採用に携わる色んな方が情報発信をされています。

SNSで活発に情報発信を行なっていたり、オンラインイベントに積極的に参加しているような会社は、web関係に強い・柔軟性・スピード感みたいな印象がありますよね。

色んなweb業界が伸びている、今後もさらに伸びていく状況で、SNSなどを各オンラインツールを上手く使っている会社は今後も伸びていく可能性を秘めています。

薬剤師業界に限らず、色んな業界で実際にTwitter採用は行われていますし、実際に募集をかけている場面も最近は多い。

自分もSNS上などで情報発信をしているのであれば、企業側からどんな人なのかも分かり易いですし、互いの理念も一致しやすく、入社後のギャップも生じにくくなりますね。

SNSを上手く使えば、自分により合っている且つ今後も伸びていく会社が見つけやすくなると思います。

ここまで転職でのポイントを書いて来ましたが、何より大切なのは情報収集です。

各会社HP、転職サイト、SNSなど色んなツールを使って情報を集めて比較検討する。

あとは、自分の譲れない点を加えながら吟味していけば自ずと見えてくると思います。

転職は出会いやタイミングもあるので、するしないに関わらず少しでも考えているのであれば早いうちに情報収集に取り掛かって動いていきましょう。

今回は以上です。